Web制作で使うロゴと商標の確認

ロゴ・商標クレジットガイド

Webや印刷のポートフォリオで、HTML、CSS、JavaScript、Microsoft、Adobeの名称やロゴを扱うときの利用条件、掲載位置、クレジット表記、公式配布先をまとめています。

  • Web・印刷を分けて解説
  • 公式・非公式を明示
  • コピー用表記付き
  • 確認日 2026年7月16日

先に確認すること

利用前に確認する3つのこと

迷った場合は、公式ロゴ画像を使わず、製品名・技術名を文字で表示する方法が安全です。

1. 公式配布の有無

権利者がポートフォリオ用途を許可しているか、公式ページで確認します。

2. 利用条件

利用できる媒体、改変の可否、リンク先、余白などの条件を確認します。

3. クレジット位置

Webはフッターや専用ページ、印刷は奥付や最終ページが基本です。

クレジット表示は、ロゴ利用の許可証ではありません

HTML5 Logoのように公開ライセンスで利用できる素材と、Microsoft・Adobeの企業ロゴや製品アイコンのように、明示的なライセンスが必要な素材があります。後者は、商標文や免責文を掲載しても無許諾利用が許されるわけではありません。

掲載する場所

Webと印刷の掲載位置

CC BYなどが求めるのは、媒体に応じた合理的な帰属表示です。ロゴの真横へ長文を置くのではなく、閲覧者が自然に確認できるクレジット欄へまとめます。

WEB PORTFOLIO

Webサイトの場合

  1. 最もおすすめ

    /credits//trademarks//licenses/のいずれかを作り、全ページ共通フッターから「商標・ロゴクレジット」として1クリックで開ける状態にします。

  2. 1ページ完結サイト

    ページ最下部のフッターに、使用した素材だけをまとめて掲載すれば十分です。

  3. 特定の制作実績だけで使用

    実績ページ末尾に短い表記を置き、詳細は共通クレジットページへリンクします。

  4. 避ける配置

    ログイン後だけ見える場所、何階層も深い場所、画像の代替テキストだけ、閲覧者が通常は見つけられない場所へ隠さないでください。

フッターリンク例
<footer>
  <a href="/credits/">商標・ロゴクレジット</a>
</footer>
PRINT PORTFOLIO

印刷物の場合

  1. 通常の冊子

    最終ページ、奥付、クレジットページへの掲載で構いません。小さすぎず読める文字サイズにします。

  2. 1枚物・折りパンフレット

    下端または裏面のクレジット欄に掲載します。

  3. URL・ライセンス

    原作ページとライセンスURLを文字で残します。QRコードを加えても、URL表記自体を省かないほうが追跡しやすくなります。

  4. 商標をタイトルに使用

    Adobeなどが出版物タイトル向けの特別条件を定める場合は、最終ページだけではなく、表紙・裏表紙・著作権ページ等の指定へ従います。

奥付の見出し例
商標・ロゴクレジット
Trademark and Logo Credits
実務上の基準

Webは「共通フッターから1クリック」、印刷は「最終ページまたは奥付」を基本にすると、対象ロゴの近くを圧迫せず、帰属情報も見つけやすくできます。各権利者が個別の位置を指定している場合は、その指定を優先します。

先に利用可否を確認

利用可否を先に比較

「公式配布先がある」「無料で取得できる」「クレジットを書く」は、必ずしも自由利用を意味しません。

素材一般のポートフォリオ必要な表記公式・一次配布先
W3C HTML5 Logo利用可W3C・作品名・CC BY 3.0・原作URLW3C HTML5 Logo
HTML LS 非公式ロゴ利用可W3Cへの帰属・CC BY 3.0・変更内容・非公式InkSignal Lab配布ページ
現行CSSロゴ利用可 / CC0法的な帰属表示は不要。任意で出所を表示CSS-Next Community Group
旧CSS3シールド利用可W3C・CC BY 3.0。現行CSSロゴと誤認させないW3C HTML5 Technology Icons
黄色いJSコミュニティロゴ利用可 / 非公式著作権表示とMIT License全文を保持logo.js GitHub
Microsoft 365 / Officeロゴ・アイコン原則不可クレジットでは代替不可。ライセンスが必要一般向け自由配布なし
Adobe企業・製品ロゴ・アイコン原則不可クレジットでは代替不可。ライセンスが必要パートナープログラム等

HTML・CSS・JavaScript

HTML・CSS・JavaScript

見た目が似た技術ロゴでも、公式性・ライセンス・表示義務は異なります。

H5
W3C公式 / CC BY 3.0

W3C HTML5 Logo

HTML5向けの公式ロゴ

W3CがSVG・PNGを配布しています。Webや印刷で利用できますが、W3Cへの帰属とCC BY 3.0を表示します。ロゴを載せても、HTML文書の妥当性・仕様適合性・技能認定を証明するものではありません。

Web
共通フッターから開けるクレジットページ
印刷
最終ページ・奥付
公式配布
W3C HTML5 Logo ↗
改変時
変更したことも表示
コピー用
HTML5 Logo by W3C, licensed under CC BY 3.0.
Source: https://www.w3.org/html/logo/
License: https://creativecommons.org/licenses/by/3.0/
LS
非公式 / CC BY 3.0

HTML LS 非公式ロゴ

W3C HTML5 Logoの改変物

HTML Living Standardに公式ロゴがないため、HTML5 Logoを基にした非公式素材です。InkSignal Worksへのクレジット・申請・報告は不要ですが、原作のCC BY 3.0に基づくW3Cへの帰属、変更内容、非公式である旨を表示します。

Web
共通フッターまたはクレジットページ
印刷
最終ページ・奥付
InkSignalへの表示
不要
コピー用
HTML LS非公式ロゴは、W3Cの「HTML5 Logo」(CC BY 3.0)を基にした改変物です。
変更内容:数字の「5」を「LS」へ置換、配色変更。
本素材はW3C・WHATWGの公式ロゴ、認定、承認、提携または推奨を示すものではありません。
原作:https://www.w3.org/html/logo/
ライセンス:https://creativecommons.org/licenses/by/3.0/
CSS
現行公式 / CC0 1.0

現行CSSロゴ

CSS-Next Community Group制作

CSS全体を表す新しいロゴで、CSSWGの採択決議を経た現行ロゴです。CC0 1.0のため著作権上の帰属表示は必須ではありません。認識性とアクセシビリティのため、公式リポジトリのSVGを使い、ガイドラインに従う方法を推奨します。

Web・印刷
利用可。法的なクレジットは不要
任意表示
出所を明示したい場合のみ掲載
ライセンス
CC0 1.0 ↗
任意のクレジット例
CSS logo by the CSS-Next Community Group, released under CC0 1.0.
Source: https://github.com/CSS-Next/logo.css
License: https://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/
CSS3
旧デザイン / CC BY 3.0

旧CSS3シールド

W3C HTML5 Technology Class Icon

青い盾に「3」が入った図柄は、現在のCSS全体の公式ロゴではなく、W3C HTML5アイデンティティ内の「CSS3 & Styling」技術クラスアイコンとして扱います。使う場合はCC BY 3.0の帰属を付け、「CSS3」または歴史的アイコンであることを明記します。

Web・印刷
CC BY 3.0で利用可
注意
現行CSSロゴとして説明しない
代替
現在は上記の紫色CSSロゴを推奨
コピー用
CSS3 / Styling Technology Class Icon by W3C, licensed under CC BY 3.0.
Source: https://www.w3.org/html/logo/
License: https://creativecommons.org/licenses/by/3.0/
JS
コミュニティ / MIT License

黄色いJSコミュニティロゴ

Ecma International・TC39の公式ロゴではありません

よく見かける黄色い正方形のJSロゴは、JSConfコミュニティが公開したコミュニティロゴです。MIT Licenseで利用できますが、著作権表示と許諾文をコピーまたは実質的部分に保持する必要があります。印刷物でライセンス全文を載せにくい場合は、ロゴを使わず「JavaScript」と文字で表示する方法が簡単です。

Web
クレジットページに短い説明 + MIT全文
印刷
最終ページにMIT全文。難しければ文字表記
短い説明
JS community logo © 2011 Christopher Williams, used under the MIT License.
This is a community logo, not an official logo of Ecma International or TC39.
Source: https://github.com/voodootikigod/logo.js

The full MIT License notice must be retained with copies or substantial portions of the logo.
MIT License全文を表示
ロゴと一緒に保持する全文
The MIT License (MIT)

Copyright (c) 2011 Christopher Williams <chris@iterativedesigns.com>

Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy
of this software and associated documentation files (the "Software"), to deal
in the Software without restriction, including without limitation the rights
to use, copy, modify, merge, publish, distribute, sublicense, and/or sell
copies of the Software, and to permit persons to whom the Software is
furnished to do so, subject to the following conditions:

The above copyright notice and this permission notice shall be included in
all copies or substantial portions of the Software.

THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS", WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR
IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE WARRANTIES OF MERCHANTABILITY,
FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND NONINFRINGEMENT. IN NO EVENT SHALL THE
AUTHORS OR COPYRIGHT HOLDERS BE LIABLE FOR ANY CLAIM, DAMAGES OR OTHER
LIABILITY, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, TORT OR OTHERWISE, ARISING FROM,
OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE SOFTWARE OR THE USE OR OTHER DEALINGS IN
THE SOFTWARE.

Microsoft 365・Office

Microsoft 365・Office関連

製品名を正確に文字で示すことと、Word・Excel・PowerPoint等の公式アイコンを使うことは別です。

ロゴ・アプリアイコンは要ライセンス

通常のポートフォリオでは、製品名を文字で掲載してください

Microsoftは、製品名・ワードマークを事実に即して参照することを一般に認めています。一方、企業ロゴ、アプリ・製品アイコン、デザインは明示的なライセンスなしに使用できないとしています。公式ファイルを入手できても、クレジットを付けるだけではスキルバッジとして使えません。

推奨されるスキル表示例
Microsoft WordMicrosoft ExcelMicrosoft PowerPointMicrosoft Outlook

自分のサイト用に作った統一テキストタグを使い、Microsoft製品名を自分のブランドより目立たせません。

Microsoft公式形式に沿う英語脚注
Microsoft, Excel, Microsoft 365, Microsoft Teams, Office, OneDrive, OneNote, Outlook, PowerPoint, and Word are trademarks of the Microsoft group of companies.
日本語の補助文(任意)
Microsoft、Excel、Microsoft 365、Microsoft Teams、Office、OneDrive、OneNote、Outlook、PowerPoint、Word は、Microsoft グループ各社の商標です。本ポートフォリオは Microsoft との提携、承認、後援その他の関係を示すものではありません。

Adobe製品

Adobe関連

Adobe製品名の参照と、企業ロゴ・製品ロゴ・アプリアイコンの使用を分けて考えます。

ロゴ・製品アイコンは要許可

最初は正式な製品名、ロゴは使わず文字で表示します

Adobeは製品を識別するための商標名を条件付きで使用できるとしていますが、Adobe企業ロゴや製品ロゴ・アイコンは、特定のライセンスプログラムまたは書面による許可がない限り使用できません。最初の目立つ表記では「Adobe Photoshop」「Adobe Illustrator」「Adobe Premiere」のように正式名称を使い、PS・AI・Prを正式名称の代わりにしないでください。

推奨されるスキル表示例
Adobe PhotoshopAdobe IllustratorAdobe InDesignAdobe Premiere

公式アプリアイコンは使わず、自分のサイトデザインに合わせた統一テキストタグを使います。

Adobe公式形式に沿う帰属文
Adobe, Acrobat, Adobe Premiere, After Effects, Creative Cloud, Illustrator, InDesign, Lightroom, and Photoshop are either registered trademarks or trademarks of Adobe in the United States and/or other countries.
通常の独立ポートフォリオ向け補助文(任意)
This portfolio is independently created and is not authorized, endorsed, or sponsored by Adobe.
Adobe商標を出版物・セミナー等のタイトルに使う場合

通常のスキル一覧とは別の特別条件です。Adobeは目立つ非提携表示を求め、表紙・裏表紙が望ましく、最低でも著作権ページまたは該当Webサイトへの掲載を求めています。

用途に合わせて製品名を修正
THIS [TITLE OF PORTFOLIO, PUBLICATION, CONFERENCE OR SEMINAR] IS NOT AUTHORIZED, ENDORSED OR SPONSORED BY ADOBE, PUBLISHER OF [ADOBE PRODUCT NAME(S)].

クレジット文を作る

使用した項目からクレジット文を作る

ロゴ・製品名を選ぶと、Web用と印刷用の文面を生成します。Microsoft・Adobeについては製品名の商標脚注だけを生成し、ロゴ利用権は付与しません。

Web標準ロゴ
Microsoft製品名
Adobe製品名
全テンプレートをTXTで保存 ↓
GENERATED CREDIT

生成結果

推奨位置:/credits/等へ掲載し、全ページ共通フッターから1クリックでリンク。

推奨位置:最終ページ・奥付・クレジットページ。

生成文の限界

JSコミュニティロゴを選ぶとMIT License全文も含まれます。Microsoft・Adobeのチェック項目は製品名の脚注用で、公式ロゴ・アプリアイコンの利用を許可するものではありません。公開直前に各公式ガイドの最新版を確認してください。

公式情報・一次情報

配布元・規約ページ一覧

非公式なロゴまとめサイトから画像を保存せず、一次配布元と利用条件を確認してください。

INKSIGNAL LAB

HTML LS 非公式ロゴ

4配色、ライセンス文、第三者利用ガイドを同梱。

配布ページ ↗

重要な注意

公式条件を優先し、迷うロゴは文字表記へ。

本ページは2026年7月16日に確認した公開情報を、一般的なポートフォリオ用途向けに整理した実務補助です。個別の契約、パートナープログラム、地域の法令、利用文脈により条件は変わります。最終判断では権利者の最新ガイドを優先し、許可が明確でないMicrosoft・Adobeのロゴや製品アイコンは使わず、製品名を文字で示してください。